美術・芸術書、写真集

  1. ホーム
  2. 事例紹介
  3. 美術・芸術書、写真集
  4. 札沼線 旅立ちの汽笛

あの日鳴らなかった汽笛が
今、時を超えて響きわたる─。

札沼線 旅立ちの汽笛

発刊:共同文化社
著者:石丸 雄理
ISBN:978-4-87739-445-5
書店発売日:2026-06-19

規格:

210mm×250mm 80ページ 並製本

2020年5月6日、札沼線の北海道医療大学駅―新十津川駅間が廃止されました。
本書は、沿線の人々の暮らしを支え、多くの人に親しまれてきた札沼線の最後の姿を収めた写真集です。
幼少期から札沼線沿線で育った著者の石丸氏にとって、この路線はかけがえのない存在でした。廃止の日は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言下。「最後を見届けるべきか、それとも自粛すべきか」と葛藤しながらも、この風景を記録として残したいという思いで撮影を続けました。
北海道の雄大な自然の中を走る列車、四季折々に表情を変える沿線の風景、そして地域の人々とともに歩んできた札沼線。そのかけがえのない記憶を、美しい写真とともに未来へ伝えています。
 
【石丸 雄理 写真展 札沼線 旅立ちの汽笛 開催スケジュール】
・2026年8月7日(金)~8月12日(水)  富士フィルムフォトサロン札幌
・2026年8月14日(金)~8月16日(日) 当別ふれあい倉庫
・2026年8月18日(火)~8月20日(木) 新十津川町農村環境改善センターみらいえ
・2026年8月22日(土)~8月25日(火) 浦臼町多世代交流施設えみる
・2026年8月27日(木)~8月30日(日) 道の駅275つきがた
◎詳細はこちらからご覧いただけます→https://sites.google.com/view/sassho-tabidachi

販売及び関連サイト
https://www.kyodo-bunkasha.net/items/144922064

制作のポイント

著者の石丸氏にとって、幼少期から沿線で過ごした札沼線は特別な存在でした。札沼線と共に歩んだ日々の記録を「ページをめくるたびに、汽笛が聞こえてくるような一冊にしたい」という著者の願いを実現するため、当社は仕様の提案から伴走しました。
制作のきっかけは、当社で制作を手がけた写真集『根室本線』をご覧いただき、自分もいつか写真集をつくりたいとお問い合わせいただいたことです。その後、毎年開催している当社主催の「自費出版・記念誌展」で実際の制作物をご覧いただきながら、ご予算や仕様について打ち合わせを行い、写真集づくりがスタートしました。
掲載写真は、石丸氏ご自身が選定。その一枚一枚の魅力を充分に伝えるため、誌面では写真のサイズや余白のバランスを整え、ページをめくる中で風景の広がりや列車の存在感を感じられる誌面構成としました。
また、掲載写真の色調整では、当社のオペレーターも打ち合わせに参加し、著者から作品に込めた思いや表現したいイメージを直接伺いながら、色再現の方向性を確認しました。札沼線を走る鉄道車両の特徴であるグリーンを基準に隣り合う写真の色味が調和するよう、全体のトーンを整えています。
造本仕様では、北海道の雄大な風景をダイナミックに表現できるよう、横長の判型を採用しました。また、見開きいっぱいに配置された写真を隅々まで楽しめるよう、開きのよいPUR製本を採用。ページをめくりながら、札沼線沿線の風景をより臨場感豊かに味わえる一冊に仕上げています。