美術・芸術書、写真集

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日本初公開 知られざる画家
カール・ヴァルザー展 公式図録

カール・ヴァルザー

企画・構成:東京ステーションギャラリー、
     大阪中之島美術館、
     ローベルト・ヴァルザー・センター、
     新ビール美術館、キュレイターズ
執筆: 奥田 修(パウル・クレー・センター研究員)、
   柿沼 万里江(パウル・クレー・センター研究員)、
   冨田 章(東京ステーションギャラリー館長)、
   清原 佐知子(大阪中之島美術館学芸員)、
   松田 法子(京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授)、
   若林 恵(東京学芸大学教授)、
   レト・ゾルク(ローベルト・ヴァルザー・センター館長)、
   ベルナデッテ・ヴァルター(新ビール美術館館長)、
   ヴェレーナ・センティ=シュミドリン(Ph.D.,美術史家)、
   ペーター・ウッツ(ローザンヌ大学名誉教授)、
   ダニエル・ティアシュタイン(古書・稀覯書店主)
編集:羽鳥 綾(東京ステーションギャラリー)
編集協力・校閲:横山 由紀子(キュレイターズ)、柿沼 万里江、若林 恵
翻訳: 小川 紀久子、柿沼 万里江、
   新本 史斉(明治大学教授)、横山 由紀子、
   レベッカ・ドミッヒ、シンシア・ダニング・ティアシュタイン、
   ダニエル・パンターノ、イデア・インスティテュート
アートディレクション:上田 英司(シルシ)
デザイン:上田 英司、叶野 夢(シルシ)
プリンティングディレクション:浦 有輝(アイワード)
発行:キュレイターズ

規格:

240mm×186mm 360ページ 上製本

東京・大阪で開催されている「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー」展の公式図録です。
展示された優美で幻想的な絵画をはじめ、本の装幀や挿絵、舞台美術の資料、さらに明治時代に来日した際に描いた日本の風景など、日本初公開となる作品を収録。
日本ではまだ広く知られていないカール・ヴァルザーの多彩な創作活動の全貌を、いつでも手元で鑑賞できる貴重な一冊となっています。

  「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー」展の開催スケジュール
・2026年4月18日(土)~6月21日(日) 東京ステーションギャラリー
・2026年7月4日(土) ~9月27日(日)  大阪中之島美術館

制作のポイント

カール・ヴァルザーは本の装幀も数多く手がけた画家であることから、一冊の書物としての佇まいを重視した上製本で仕上げています。
装幀デザインは、デザイナーの上田 英司氏・叶野 夢氏が担当。アイワードは、そのデザインコンセプトを形にするため、仕上がりとコストのバランスを考慮しながら製本仕様を検討しました。
一般的な上製本加工は「糸かがり」を用いますが、本書は「PUR糊」を使用し、その加工本体に表紙をくるむ構造としました。これにより、上製本としての仕上がりを保ちながら、製本コストにも考慮した仕上がりとなりました。
また、図録として鑑賞しやすいよう、背に空洞を作る「ホローバック」構造としています。厚みのある用紙でもノド元まで開くようにし、長時間の閲覧でもストレスのない仕上がりとなりました。
鮮やかな赤い表紙には、扉を思わせる形状の抜き加工を施しました。見返しにはカール・ヴァルザーの油彩画《婦人の肖像》を印刷し、絵の中で女性が手にする赤い本が、その開口部から見える構成としています。
さらに、抜き加工の縁と扉の影にあたる部分へ金箔を施し、扉の輪郭を際立たせ、奥行きのある印象に仕上げました。
本書に収録された挿絵や絵画、素描など作品の色調整については、展示作品が海外からの借用であったため、原画を直接確認できないケースもありました。そのため、現地で作品をご覧になった学芸員やキュレーターの皆様の印象をもとに、一点一点の色味を調整しています。

書物としてのたたずまいを重視した装幀
トビラの形状の抜き加工を施した表紙
抜き加工の淵に施した金箔
背を空洞に仕上げるホローバックを採用

活用したソリューション