書籍、定期誌

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亡夫が描いた、商家館設立への想いを受け継ぐ

池上商店 夢の商家館

発行所:北海道新聞社
発行者:近藤浩
編者:池上商店「商家館」開設集団
    山口英子(取材・執筆・構成)
    伊藤千織(アートディレクション)
    高部友恵(デザイン)
    湯山繫、横山颯真(撮影)
    篠原道子、伊藤泉、内田創太郎、加藤櫻(撮影助手)
    仮屋志郎(編集)

規格:

200mm×148mm 160ページ

池上商店の3代目であり、学校法人池上学園の理事長として生涯を終えた池上公介氏が夢みた「商家館」の建設。
明治末に創業し、約80年間商家として歴史を紡いだ池上商店には、戦前のポスター、仕入メーカーの屋号が入った前掛けなど貴重な資料が残されており、それらを商家館として展示したいというのが、公介氏の夢でした。その想いを妻の喜重子氏が受け継ぎ空間としての「商家館」ではなく「書籍」というカタチで、池上商店の歴史と資料の数々を紹介しています。
かつて大切にされていた日本人の価値観、教え、言葉、モノ、また人材育成の原点としてこの商店の歩みがあったということを知ることができる1冊です。

販売及び関連サイト
https://shop.hokkaido-np.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=bk126301&bid=book&cat=207

制作のポイント

池上喜重子氏の想いで集った書籍制作プロジェクトは「池上商店「商家館」開設集団」として本づくりを進めました。アイワードもプロジェクトメンバーに加わり、写真の色補正から印刷・製本のお手伝いをしました。
「夢の商家館をのぞく」という本のイメージに合わせて、カバーの用紙には商店の半纏を連想させるような質感のTSギフト-1を採用し、円型に型抜き加工を施しました。そこからのぞくかつての池上商店の写真は、商家館の入り口を思わせるデザインです。
二部構成の本書は、「ようこそ夢の商家館へ」と題した第一部で章立てを展示室に見立て明治から昭和までに使用されていた看板、半纏、ホーロー看板、ラベル・ポスターなど貴重な資料をカラー写真で掲載し、第二部では「記憶を語り継ぐ」として「池上家」の家族の記録をまとめました。

活用したソリューション