書籍、定期誌

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人権の母国フランスで出会った多くの知性・理性にあふれた人々を通してフランスとアイヌ民族をつなぐ

赤いテラスのカフェから フランスとアイヌの人々をつなぐ思索の旅

発行:共同文化社
著者:加藤 利器
規格:A5判 184頁
定価:1980円(税込)

本書は、著者が北海道新聞社パリ特派員として、パリ在住時代の経験に基づく、フランスとアイヌの不思議な結びつきについて書き綴った内容となっています。本書サブタイトルにある「フランスとアイヌの人々をつなぐ思索の旅」は、パリ・シャンゼリゼ通り34番地の赤いテラスのある「カフェマドリガル」から始まりました。 文芸評論家として高名な菅野昭正さんとの出会い、そしてノーベル文学賞談義の中で話題となったギュスターブ・ル・クレジオ氏、さらにフランス東部ブザンソンにある美術考古博物館で見つかった蠣崎波響作「夷酋列像」から、著者は「人権」の観点からアイヌの歴史と文化に真摯に向き合うべきと語ります。

販売及び関連サイト
https://www.kyodo-bunkasha.net/items/61793029

制作のポイント

著者が道新文化事業社時代に綴った「社長ブログ」を大幅に再構成し、書籍化しています。アイワードでは、原稿のリライト作業からお手伝いし、専門的な内容の表現方法にも配慮して、校正・校閲を重ねました。
また、誌面レイアウト、装幀デザイン、用紙選定など、本づくりのすべてを著者との二人三脚で行いました。巻末の「用語解説」は、一つひとつの用語を著者のことばで丁寧に解説しています。