今号の特集は、十勝エリアで体と心の成長を育む体操教室を運営し、開かれた大学や地域の健康づくりにも取り組まれている一般社団法人ちくだいKIPを紹介しています。その活動拠点は、国内唯一の国立農学系単科大学である帯広畜産大学(以下、畜大)です。10年前、畜大の教員と卒業生の2人が始めた、ちくだいKIPのこれまでの歩みと特色、体操教室を核にしながら目指す今後の展望について、一般社団法人ちくだいKIP代表理事の山田共彦さん、同理事で畜大准教授の村田浩一郎さんにお話を伺いました。
シリーズ企画は、前号から著者や編集者、装幀家など本づくりに携わる方々にインタビューする「Book Stories 本づくりのさきにあること─。」が始まりました。今回は『小樽市立病院ガイドブック 80人のドクターが語る身近な病気と対策』(発行元:共同文化社、2025年)を取り上げています。本書の企画・編集を主導された前小樽市立病院院長で、現在小樽市病院事業管理者・病院局長の有村佳昭さんに制作意図やガイドブックに込めた熱い思いを語っていただきました。
本誌は北の大地で長く取り組みをされている団体や事がらに光をあてる特集と、シリーズコーナー、「ほっかいどうの本」などを柱にして年4回刊行しております。
「月刊アイワード」からの通巻は371号となりました。