今号の特集は、北海道厚真町が発祥のウインタースポーツ「雪上3本引き」の競技大会「あつま国際雪上3本引き大会」について紹介しています。シンプルなルールながらパワーとスピードに加え頭脳戦となり、白熱した展開が繰り広げられるオリジナル競技です。
今年1月21日には第17回大会を迎え、北海道胆振東部地震や新型コロナウイルス禍の困難を乗り越えながら、冬の風物詩として地元に根付いています。「雪上3本引き」の誕生エピソードや競技内容、今後の展望などについて池川徹大会実行委員長ら地元の関係者に話を伺いました。
シリーズ企画は、「北海道のジオパーク」を取り上げています。今号では2013年12月に鹿追町全域が国内認定された「とかち鹿追ジオパーク」を紹介しています。大雪山国立公園の山並みに抱かれた「然別湖」とその周辺では、火山活動で誕生した地形と寒冷な気候により独特な生態系と景観がみられます。その貴重な自然遺産を保全し、教育やツーリズムを通じて持続可能な地域を目指す活動が行われています。
本誌は北の大地で長く取り組みをされている団体や事がらに光をあてる特集と、「北海道のジオパーク」、「ほっかいどうの本」などを柱にして年4回刊行しております。「月刊アイワード」からの通巻は366号となりました。