社史、記念誌

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旧市町と新市の歩みを未来につなぐ大ボリュームの市史

名寄市史(新市版)

編集:名寄市総務部市史編さん室

規格:

A4判 上・下巻 全928ページ ケース付き

北海道名寄市と風連町の合併から20年目となる2026年に発刊された名寄市史です。
旧名寄市・旧風連町の合併など、平成から令和にかけての市の約30年の歩みをまとめました。
その時代に生きてきた人々の証言や視点も織り込み、史実に基づきながら多角的に見つめ直しています。上下巻あわせて928ページにもなる大ボリュームの記録となりました。

販売及び関連サイト
http://www.city.nayoro.lg.jp/section/shishihensan/prkeql0000045rdj.html

定期開催した各拠点の市史制作プロジェクトメンバーとのオンライン会議
完成した市史を手に、市史制作プロジェクトメンバー全員で記念撮影をしました
制作プロジェクトメンバー全員で完成した市史に寄せ書きし、それらは名寄市・当社・編集者が保管することにしました
制作プロジェクトメンバー全員で寄せ書きした市史

制作のポイント

制作は、市史編さん室の皆様を中心に、編集者や校正者、造本デザイナーなど各分野のプロと連携して進めました。それぞれの拠点が札幌市、名寄市、東京都と異なるため、それらをつなぐ場としてオンラインツール「Brushup」を活用し、校正のやり取りや進捗の確認などを行いました。合わせてZoomでの定期的なオンライン会議を重ねることで、距離を感じさせない円滑な進行を実現しています。
編集工程の終盤では、関係者全員が名寄市に集って、意見交換や確認を行い、各工程の中で「デジタル」、「リアル訪問」それぞれのメリットを活かしながら効率化を図りました。
前市史との大きな違いとして、読みやすさと資料性を両立するため、横組み(左綴じ)を採用しています。また、全体の半分はカラー頁となるよう写真や図版など、配置を工夫し、台割りを調整しながら、伝わりやすさにこだわりました。誌面だけでなく表紙・カバー、章トビラに採用した写真は、すべて編纂室から提供していただいたものを使用しました。
造本デザインは、上下巻の背を並べると、名寄市の名物であるひまわりが現れる仕掛けになっています。また、2冊を収めるケースには、名寄市の冬を象徴するサンピラー(太陽柱)の写真を採用し、用紙は繊細なきらめきを持つファンシーペーパー「ミランダ」に印刷して貼りました。
本文用紙には、北海道産木材を原料としたHOKKAIDO WOOD銘柄のユーライトHDを採用。また、製造で排出される二酸化炭素を国のJクレジット制度を利用してカーボンオフセットで相殺した「環境配慮型書籍」として制作しています。
完成した書籍を貴重なアーカイブ資料として末永く継承できるよう、市史に掲載した写真や図版、キャプション、ページ構成を網羅したデータベースを構築いたしました。いつでも活用可能な「資産」として運用いただけるよう、汎用性に優れたExcel形式のデジタルデータも併せて制作しました。

サンピラーの写真を採用したケース(左)、下巻には風連地区の田園(中央)、上巻には名寄公園のミズナラ林(右)の写真を採用