書籍、定期誌

『通院体験を１冊の本にして、自費出版したい』という夢を持ちながら旅立ってしまったSETSULIKOVさんの遺志とご家族の願いを受け継ぎ、職場の同僚が声を掛け合い編集委員会を発足し、本づくりがスタートしました。 彼女ならどんな本にするだろうか――。いつも被っていたベレー帽、個性的なファッション、真っ赤なルージュ、画材としてよく使っていた段ボール、そして明るい笑顔……、編集にあたり在りし日に思いを馳せ、彼女らしいエスプリの効いた本にしようと、企画・編集・デザイン・印刷・製本まで、こだわり抜きました。
2018年6月から2021年2月までの治療経過を描いた6コマ漫画「ゆかいな通院日記」は、原画の雰囲気を活かしたまま掲載しています。150点にのぼる絵画や造形作品は、自宅に飾られていたもののほか、過去にSETSULIKOVさんがご友人に贈呈したものを、Facebookを活用して全国に呼びかけ収集しました。 SETSULIKOVさんの夢に、みんなからの気持ちを乗せて完成させた一冊です。