0 4 8 ヒラギノ角ゴ Hiragino kakugo (大日本スクリーン製造/’96)鈴木勉・鳥海修・片田啓一 なにげない毎日に幸せを感じる いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラ キラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも やってくる。365 日、空と緑がなによりの宝物です。 字游工房が手掛けた二つ目の書体。ヒラギノ明朝との混植を目的 に作られ、同様の骨格で設計されている。ヒラギノ明朝よりも多 9 段階のウェイトを持っており、本文用の細いウェイトが充 実している。 ゴシック体の定番である写研のゴナやモリサワの新ゴなどのモダ ンゴシック体に比べ、ふところを締め気味にしたことによって、 引き締まった印象となっている。 ぼくらの この書体のココが好き(社内アンケートより) 角ばった感じがとても良い 力強さを感じる 小塚ゴシック Kozuka gothic (アドビシステムズ/’01)小塚昌彦 なにげない毎日に幸せを感じる いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラ キラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも やってくる。365 日、空と緑がなによりの宝物です。 アドビシステムズのオリジナルゴシック体。小塚明朝と同じコン セプトで開発され、字面は大きめだが仮想ボディの角ばった形を 感じさせないデザインとなっている。 小塚明朝はシャープなイメージを持つのに対し、ゴシックは柔ら かい曲線が特徴的。ちなみに本誌『たのしい組版』の本文用和文 書体でもある。 この書体のココが好き(社内アンケートより) 数字の形が好き 固め・柔らかめどちら でもいける 横に広がって見えなくてすっ きり 柔らかい感じがいい Gothic Selection 0 4 9 筑紫ゴシック Tsukushi gothic (フォントワークス/’06)藤田重信 なにげない毎日に幸せを感じる いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラ キラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも やってくる。365 日、空と緑がなによりの宝物です。 筑紫明朝との混植を想定して作られたゴシック体。骨格は筑紫明 朝と似た形で作られ、エレメントにはうろこなどがあることか ら、筆文字が意識されていることが伺える。 サンセリフ的な直線のイメージよりも、曲線の柔らかさが際立っ ており、硬さを感じさせないゴシック体となっている。 この書体のココが好き(社内アンケートより) はねとかカーブが好き きれい こぶりなゴシック Koburina gothic (大日本スクリーン製造/’06)字游工房 なにげない毎日に幸せを感じる いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラ キラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも やってくる。365 日、空と緑がなによりの宝物です。 凸版印刷から「写植の頃にあったようなゴシック体」という発注 を受け、字游工房が制作したゴシック体であり、その後大日本ス クリーン製造の「千都フォント」シリーズの書体として発売され た。その名のとおり字面が小さめに設計されており、近代のイン パクトが強いゴシック体とは異なる上品な風合いがある。 大正ロマン 吾輩だって