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GOTHIC SELECTION
呉竹セレクション
ゴシック体は古くから紙面で強調したい部分に用いられてきました。大きくしても小さくしても見やすいという
視認性の高さから、現代ではサイン表示(案内標識)、パソコンなどのモニター、
携帯端末のディスプレイ表示用の書体としても普及しています。
また、近年は雑誌やパンフレットを始めとして本文用の書体としても使われています。
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラ
キラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも
やってくる。365 日、空と緑がなによりの宝物です。
「見出ゴシック体 MB 101」として発売。デジタルフォントとし
て発売されるのを機に現在の「ゴシック MB 101」へと改名
し、B/H/U のウェイトが用意された。 ’04 年には細いウェイトと
して L/R/M/DB が登場し、本文でも使用できる書体となった。
伝統的なゴシック体の形を踏襲しており、「はらい」や「はね」
などの筆づかいを感じさせる力強いゴシック体として写植の時代
から親しまれている。
石井ゴシック
Ishii gothic
(写研/’32)石井茂吉
ゴシック MB 101
Gothic MB101
(モリサワ/’74)
ファイト一発!!
この書体のココが好き(社内アンケートより)
◆ウェイトが多い。数字が丸っぽい ◆見出
し等に使える ◆安定感がある ◆使いやすい
◆ガツンとタイトルに使うことが多い ◆よ
く使うので ◆数字が野暮ったくない ◆ (書
体選択時に)上の方に表示されるので選びや
すい ◆何かと使えるので
この書体のココが好き(社内アンケートより)
◆外字がたくさんある ◆数字がいい(中太ゴ
シック)◆見やすい ◆バランスがいい ◆小さ
くてかわいい(中ゴシック)◆こぢんまりして
いて読みやすい。数字がいい(中ゴシック)
◆くせが少ない ◆よく使うので ◆太いけど見
やすい(特太ゴシック)◆明朝体との大きさの
バランスが良い(中太ゴシック)◆細・中明朝
体との太さのバランスが良い(太ゴシック)
◆太さが見やすい(中ゴシック)
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたてのcoffeeをもってバルコニーを出る。キラキ
ラと光る川面を風がわたって、それがこっちにもやっ
てくる。365日、空と緑がなによりの宝物です。
写植では初めて作られたゴシック体で、石井茂吉氏がデザインを
手掛けた。金属活字のゴシック体のような力強さではなく、手書
きの温かさを感じさせる優しいゴシック体となっている。ふとこ
ろを狭く設計したことにより、のびやかな曲線が強調され優雅な
イメージを喚起させる。
Gothic Selection
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!!
この書体のココが好き(社内アンケートより)
◆新しい ◆ウェイトが多い ◆みっしり感が
良い!目立つ ◆使いやすい ◆ちょっと機械的
な感じで、明朝とは対照的
この書体のココが好き(社内アンケートより)
◆見出しやタイトルに使うとインパクトがあ
る ◆作字がしやすい ◆バランス的に ◆ゴ
ナの中では読みやすい(ゴナ M)◆よく使
う ◆使いやすい ◆太すぎず細すぎず(ゴナ
M)◆見やすい ◆小さいところに使いやす
い(ゴナ M)
ゴナ
Gona
(写研/’75)中村征宏・鈴木勉
和文書体の歴史に革命をもたらしたと言っても過言ではない、モ
ダンゴシック体の元祖。写研側から書体デザイナー・中村征宏氏
(同社の「ナール」などを手掛けた)に依頼し、開発された。
発売当時は欧文のサンセリフのように直線的なラインで構成され
た和文書体がとても斬新で、高い人気を博した。当初はディスプ
レイ用として「ゴナ U」のみの発売であったが、多くのユー
ザーの要望によりファミリー化される。 ’80 年代には雑誌の本文
などでも使用されることが多くなり、三菱銀行の制定書体にも起
用された。書体名はゴシックの「ゴ」、デザイナー名「中村」の
「な」からとったもの。
新ゴ
Shingo
(モリサワ/’90)小塚昌彦
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラ
キラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも
やってくる。365 日、空と緑がなによりの宝物です。
写植用書体として「新ゴシック体」の名称で発売。写研のゴナに
よって確立されたモダンゴシック体に分類されるゴシック体であ
り、一般的なモダンゴシック体に比べ、かなの骨格に筆の名残り
がある。現在は駅のサインや携帯電話のディスプレイなどにも広
く用いられている。
この書体のココが好き(社内アンケートより)
◆ゴシック MB より数字がでかくない ◆数
字の形が良い ◆ウェイトが豊富 ◆使いやす
い ◆カタカナがスマートな印象
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffeeをもってバルコニーを出る。キ
ラキラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも
やってくる。365日、空と緑がなによりの宝物です。 負けるもんか!
考えるヒト
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラ
キラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも
やってくる。365 日、空と緑がなによりの宝物です。
DTP の市場で初めて発売されたモダンゴシック体として、DTP
の黎明期から高い人気を集めた。直線の鋭さと曲線の柔らかさが
絶妙にマッチした字形を持ち、モダンゴシック体としてはやや落
ち着いた雰囲気もあるため、様々な用途で使用できる。
ロダン
Rodin
(フォントワークス/’90)佐藤俊泰