0 5 0
この書体のココが好き
(社内アンケートより)
●オーソドックス。安定して
いる ●少しこぶりな感じがす
るので ●やわらかい感じ
MARUGOTHIC
SELECTION●丸呉竹セレクション
金属活字としては 1900 年頃に誕生したと言われています
が、現在の丸ゴシックとは字形が異なり、第 2 次世界大戦
を境に消失してしまったと言われています。
その後 1956 年に写研から「石井中丸ゴシック」が発売さ
れ、これが現在の丸ゴシック体の源流であると考えられてい
ます。
じゅん
(モリサワ/’73)三宅康文
Jun
スーラ
(フォントワークス/’93)
Seurat
ナール
(写研/’73)中村征宏
Narl
写研主催の第 1 回「石井賞創作タイプフェイスコンテスト」で 1 位
に入賞し、製品化された。それまでの書体にはないほど字面が大き
く、インパクトのある丸ゴシック体として高い人気を誇り、丸ゴシッ
ク体の代名詞となった。書体名はデザイナー名「中村」の「な」とラ
ウンド(Round)の頭文字「R」を掛け合わせたもの。
「じゅんゴシック」の丸ゴシック版として、写研のナールに対抗する
べく投入された。当初は絵本での使用が想定されており、「幼児にも
読みやすく、親しみやすい書体」をコンセプトに開発された。名称は
「junior(ジュニア)」の頭 3 文字をとって付けられたもの。
柔らかい丸ゴシック体の造形を踏襲しつつ、一部の文字には、はねな
どの手書き風のエレメントを残している。
字面が大きく柔らかい表情が特徴的な丸ゴシック体で、名称はフラン
スの画家・ジョルジュ・スーラからとったもの。DTP の黎明期から
高い人気を誇った。
筑紫シリーズの丸ゴシック版。他の多くの丸ゴシック体とは異なり、
字面を小さく、ふところを締めた設計がされており、上品なイメージ
となっている。標準スタイルの A とオールドスタイルの B がある。
この書体のココが好き
(社内アンケートより)
●細くもなく太くもなく中間
の 太 さ が 好 き で す(ナール
DB
)●柔らかい感じ ●バラ
ンス的に ● 丸くてかわい
い ●よく使うので
この書体のココが好き
(社内アンケートより)
●かわいいから ●穏やかで優
しい感じがする ●使うだけで
雰囲気が出る ●くねくねして
生きものっぽいところ
筑紫丸ゴシック
(フォントワークス/’08)藤田重信
Tsukushi marugothic
■筑紫 A 丸ゴシック
■筑紫 B 丸ゴシック 晴れたらいいね
てるてるぼうず
ばあ
いない
いない
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラキラと
光る川面を風がわたって、それがこっちにもやってくる。
365 日、空と緑がなによりの宝物です。
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラキラと
光る川面を風がわたって、それがこっちにもやってくる。
365 日、空と緑がなによりの宝物です。
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラキラと
光る川面を風がわたって、それがこっちにもやってくる。
365 日、空と緑がなによりの宝物です。
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffee をもってバルコニーを出る。キラキラと
光る川面を風がわたって、それがこっちにもやってくる。
365 日、空と緑がなによりの宝物です。
駆け込み乗車は
おやめください
なにげない毎日に幸せを感じる
いれたての coffeeをもってバルコニーを出る。キ
ラキラと光る川面を風がわたって、それがこっちにも
やってくる。365日、空と緑がなによりの宝物です。
0 5 1
篆書体 (てんしょたい)
DF 新篆体(ダイナコムウェア)
中国の周(紀元前 1046 年頃~紀元前 256 年)の時代に作られた金文(青
銅器の表面に刻まれた文字)をルーツとし、戦国時代(紀元前 403 年~紀
元前 221 年)に確立された。現代でも書道や印章などに用いられることか
ら、古代文字に分類される書体の中ではもっとも息の長い書体と言われる。
ちなみに、周で作られた古文を「大篆(だいてん)」、それ以降に発達・整理
されたものを「小篆(しょうてん)」という。
隷書体 (れいしょたい)
隷書 E 1(モリサワ)
永い春の日を楽しむ
篆書体を簡略化したもの。中国で秦(紀元前 778 年~紀元前 206 年)が中
国を統一した際に国の公式書体として、篆書体を定めたが、字形が複雑だっ
たため、走り書きされることが多くなり、隷書が生まれるきっかけになった
とされている。秦の滅亡後の前漢(紀元前 206 年~ 8 年)・後漢(25 年~
220 年)の時代には隷書体が公式書体として定められた。篆書体が縦長な
文字であるのに対し、隷書体は横長な形をしている。
勘亭流 (かんていりゅう)
勘亭流(モリサワ)
永い春の日を楽しむ
歌舞伎の看板などに使用される書体。岡崎屋勘六が 1779 年に考案し、勘
亭流の名称の由来は作者の号「勘亭」に由来する。
寄席文字 (よせもじ)
DC 寄席文字(ダイナコムウェア)
古くから寄席の看板やビラ(チラシ)などに使用されてきた書体。
相撲文字 (すもうもじ)
DF 相撲体(ダイナコムウェア)
古くから相撲の番付やビラ(チラシ)に使用さ
れてきた書体。根岸流とも呼ばれる。
籠文字 (かごもじ)
DC 籠文字(ダイナコムウェア)
提灯や千社札(せんじゃふだ)に使われる書体。一筆書きではなく、輪郭
をとってから中を塗りつぶすという手順で描かれ、この時に塗りつぶす部
分に籠目状の斜線を入れることから「籠文字」と呼ばれた。
ひげ文字 (ひげもじ)
DC ひげ文字(ダイナコムウェア)
文字の一部がひげのようになっている書体。
楷書体 (かいしょたい)
永い春の日を楽しむ
手書き書体を「楷書」、印刷書体を「楷書体」と呼ぶ。隷書をさらに実用化
した書体で、一画一画を続けて書くのではなく、一画ごとに筆を離してから
書き、字形が正方形に近いという特徴を持つ。名称は直線主体の外観から
「まっすぐな木(楷)」に由来する。明朝体に比べて筆使いが強く反映されて
いる。
グレコ(フォントワークス)
行書体 (ぎょうしょたい)
永い春の日を楽しむ
隷書の走り書きをルーツとする書体。楷書体が一画一画を丁寧に書くのに対
し、行書体は続け書きを特徴とし、名称は、「止まらずに続けて(行く)書
く」という意味に由来する。楷書とは大幅に字形が異なることはないので、
楷書を読むことができれば、読むことが可能な書体となっている。
万葉行書(フォントワークス)
草書体 (そうしょたい)
永い春の日を楽しむ
篆書や隷書から発生した書体と考えられており、名称は「急いで(草々に)
書く」という意味に由来する。字形の省略が激しく、同じ文字でも書家(書
の専門家)によって形が異なるものもある。明治以降の日本では楷書を「正
式な書体」とし、行書を「日常的な筆記体」としたため、草書は「非日常的
な芸術向けの書体」として位置づけられている。
万葉草書(フォントワークス)
伝統書体セレクション
Traditional Font Selection
伝統書体とは、印刷用の独自の書体が生まれる前からあった書体のことを言います。
中国では歴史の流れ(王朝の変遷)とともに様々な書体が生まれ、それらが日本にも伝播しました。
また、日本国内にも江戸時代から続く伝統書体が存在しています。