シルクロードの窯元を訪れ、
受け継がれる技法を詳細に記録。
ウズベキスタン横断の取材旅行をまとめた紀行本
[著者紹介] 2002 年よりウズベキスタン、リシタ
ンにて文化人類学的調査を行なう。2019 年現
在、北海学園大学准教授。専門は宗教人類学、
中央アジア定住地帯のジェンダー、労働移民研
究など。主著『ウズベキスタンの聖者崇敬─陶
器の町とポスト・ソヴィエト時代のイスラーム』風
響社(2013年)、「労働移民の社会的影響:移
動と送金がもたらす変化」宇山智彦・樋渡雅人
(編著)『現代中央アジア』日本評論社(2018
年)、“Mobile phones and self-determination
among Muslim youth in Uzbekistan” Central
Asian Survey 38 (2) 2019: 181-196.
PUR 製本/縦 216×横 166 ㎜
80 ページ/ 500 冊作成
カバー:オーロラコート菊判 93.5 ㎏、カラー
表 紙:アートポスト四六判 200 ㎏、特色 1 色
見返し:タント D-70
本 文:ユーライト四六判 90 ㎏、カラー
出 版:株式会社 共同文化社
ソビエト連 邦の崩 壊を受け、その存 在を世 界に広く知られる
ようになったウズベキスタン陶芸は、シルクロード文化の時代より
脈々と受け継がれた伝 統 的な技 法により、その文 化 的な価 値
が守られてきました。しかし、個 人で自由に販 売 可 能になった
反 面 、海 外の観 光 客に売れる商 業 的な製 品 作りに偏り始め、
複 雑な伝 統 技 法は失われつつありました。
筆 者である菊 田 氏は、そのことを憂い、ウズベキスタン横 断
の取 材 旅 行を通してウズベキスタン陶 芸の実 情を理 解し、本
作 品の出版により、長い年月をかけて蓄 積されてきたさまざまな
技 法と人々の努力を伝えることとしました。
「 ウズベキスタン陶芸紀行
─よみがえるシルクロードの窯元─
」
著者:菊田 悠様
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